雪解けの時期に、原生林だったこの敷地の樹木を選定して、残して欲しい木に「黄色いリボン」を取り付けて始まった工事。コンクリートブロック/ダブルの中に通気層と断熱材100mmの壁、すがもり対策は厳重に。緯度の高いこの地域の低い太陽高度に合わせた屋根勾配でOMソーラーを作動させている。
玄関前には雪はたき空間と、風除室があり、室温は内地よりも高い。
撮影/村角 創一
![外観](http://akiko-arch.jp/images/noshidutsumi_01.jpg)
道路突き当りのこの家は、両脇に駐車場があり、地下駐車場入り口側には融雪装置を路上に埋めている。コの字型のプランで中庭に残した樹木がシンボルツリーになっている。
撮影/村角 創一
![平面図](http://akiko-arch.jp/images/noshidutsumi_plan.jpg)
車で帰宅すると車庫から直接階段で玄関へ、庭から回るアプローチは通年徒歩帰宅と冬の雪遊びに。木造の部分の断熱は発泡ウレタン。
![室内から玄関側を見る](http://akiko-arch.jp/images/noshidutsumi_03.jpg)
左/「一二三(ひふみ)」の配列で小石を埋め込んだコンクリートの玄関土間。 右/家にあがってすぐ左脇の、この家で一番日当りのいいところにダイニングがある。
撮影/村角 創一
![室内から玄関側を見る/食堂](http://akiko-arch.jp/images/noshidutsumi_04.jpg)
左/地階の駐車場から玄関を経由せずに直接あがれるリビング。 右/洋裁好きの奥様のためにミシン室。
撮影/村角 創一
![子供部屋](http://akiko-arch.jp/images/noshidutsumi_06.jpg)
2F 男の子二人の子供部屋は、1Fの居間の吹き抜けに向かって内窓があり、下と会話ができる。将来の分割を見越してドアが2つある。
撮影/村角 創一
![和室](http://akiko-arch.jp/images/noshidutsumi_05.jpg)
2階には遠来の客を泊める和室がある。
撮影/村角 創一