彫刻と住む家

高低差と複合住居
三世帯八人で住む、アトリエ+事務所 斜面地

建物種別:

所在地:

神奈川県横浜市

構造:

暖房:

竣工当時の家族構成:

母、妹夫婦、彫刻家のあるじと私と子供3人と、三世帯が同居する家。崖地にある敷地の高低差を利用し、地下にあるじのアトリエ、1Fに事務所と我が家家族の生活空間、2Fに母の家と妹夫婦の家を配置しつつ、1Fのリビングはこの大家族全員が集える「みんなの部屋」とした。

庭に面した彫刻のギャラリー
地窓から南面の庭を臨むことのできるギャラリー。主人自作のテラコッタイルを敷き、彫刻作品や観葉植物を直置きしている。庭の向こうの上の道路からの視線をさえぎりつつ、明るさを取り込むために、高いところに明り障子を配置した。

撮影/阿部 修二

断面図
崖の斜面に立地し、家の東側の「上の道」からだと2Fの妹世帯に、西側の「下の道」からだとBFのアトリエに、直接入ることができる。

平面図
1Fにギャラリーと設計事務所と私世帯、2Fには妹世帯と母世帯、BFにつれ合いのアトリエと住み分けをしつつ、家の真ん中にあたる1Fには大家族のメンバー全員で囲める大きなテーブルを置き「みんなの部屋」とした。

ギャラリーからリビングを臨む
ギャラリー奥の仕事机からギャラリー越しに、一段あがった板敷きの「みんなの部屋」を臨む。

撮影/阿部 修二

ギャラリーから窓正面
テラコッタの床から外の緑へと、ゆるやかにつながる景色。

撮影/阿部 修二

庭からギャラリー
庭から見たところ。横一文字のピクチャーウィンドウが、庭の風景をパノラミックに見せている。

撮影/富田 治

玄関からあっちこちへ
1Fの玄関。一二三(ひふみ)に石を埋め込んだ土間玄関から、2Fの母の家、1Fのギャラリー、事務所、家族の家へと行くことができる。

撮影/富田 治

2F妹の玄関
東側の道路から直接入る、2Fの妹世帯の玄関。

撮影/富田 治

妹のリビング
妹世帯のアーチ状の天井のLDK。

撮影/富田 治

私の事務所
1Fの私の事務所。

撮影/富田 治

父の遺構

この家は、子供だった頃に父が建てた家を、設計に携わるようになった私が、改修したものです。父が遺した8本の鉄筋コンクリート柱に支えられた構造は、壊せば大量の廃棄物となること、コンクリートの強度が最大限に出ている時期に壊すことのもったいなさなどを考え、むしろ父の遺してくれた構造を生かしたプランニングを考えました。亡き父はこの家を天から見てどう思っているのでしょう? ふとそんなことを思うことがあります。


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