恵まれた立地の都心の鉄筋コンクリート造マンション。港区の20年間家賃保証を受け、公的賃貸マンションの最上階に地主が住まう。各層二軒の賃貸部分は南面にキッチンを配し、1Fアプローチは、施主の家業が活きた手作りのものとなった。
都市開発の代替地として用意された港区の土地に賃貸マンションを建てました。
2階から5階までの賃貸部分はこんな感じの世帯が並びます。
施主二世帯が住む6階と7階は、2フロア分の高さを生かして、サンデッキや吹き抜けをつくることにしました。
6階には和の生活をする親世帯と両世帯共有部分をデッキをはさんで配置。7階には子世帯のリビング、寝室、個室があります。
まず、6Fでエレベーターを降りると、二世帯に共通のサンデッキがあります。都会の夜景の中に広がるオープンスペースもなかなかいいものです。
6Fには、二世帯が集まってご飯を食べたりくつろいだりするLDKがあります。一部は7Fまで吹き抜けて、広々した空間になっています。
壁際に置いたソファーに座り、外を眺めながらくつろげます。
ダイニングにつながったキッチン。ご飯を作って、食べて、くつろいでという一連の時間は6Fで過ごします。ほかの時間は、親世帯はサンデッキの向こうの続きの和室、若世帯は6Fの書斎や7Fの個室がそれぞれの居場所です。
6Fの書斎。ラーメン構造の中にも傾きのある天井を作ってみました。