プロフィール

中野 晶子

(なかの あきこ 旧姓:ほんじょう あきこ)
一級建築士 本庄晶子建築設計室 主幹

NPO法人 AS輪組 創設者
国土交通省中央建設工事紛争審査委員
一般社団法人 園Power
東京建築士会 元女性委員長
夫は彫刻家

略歴

1952年東京生まれ。国立大学に勤務する物理学者の父の影響で、幼少期から物理やデザインに関心を抱く。小学校6年のときに父の仕事の関係で一年間住んだミシガン州で、日系2世の建築家ミノル・ヤマサキ(NYのワールド・トレード・センターを設計)の初期作品を多く目にし、「日本人の血が流れている自分にもこういう仕事ができるかも!」と思い建築家を志す。

一浪して東京藝術大学の建築科に進学(70年代当時は男女雇用機会均等法施行前で、女子が大学受験のために一浪するのは珍しかったのです)、ビルのような大きな建物よりも「人が住む」ための空間設計に興味を抱く。

大学卒業後はデザイナー・亀倉雄策(1964年の東京オリンピックのポスターや、NTTやリクルートの企業ロゴを手掛けた)に師事し、その後住宅メーカーに転職し日本各地でモデルハウスの設計を手掛けるも、結婚・出産を機に(不本意ながらも)退職。

三人の子育て期間を利用して二級・一級建築士の資格を取得して事務所を開き、自分と同じように在宅で働く人たちのための住宅設計を多く手掛ける。

近年は、「建てて壊す」「壊して建てる」というだけではなく、街ビルの事務所スペースの住居転用や古民家のリノベーション、自然エネルギーを上手く活用した家づくりを得意としている。

1952年東京大田区生まれ。
1959〜1971年青山学院 初、中、高等部。
1964年〜65年ミシガン州アンナーバー・トレイル小学校6年在籍。
1976年東京芸術大学美術学部建築科卒。
1976〜1978年亀倉雄策デザイン研究室勤務
1980年中野晶子建築設計室を開設。
1983〜85年東京工業大学建築学科・茶谷研究室に勤務。
2002年本庄晶子建築設計室と改称、現在に至る
2007年第七回OM地域建築賞特別賞受賞。
2021年第63回日本建築士会連合会賞受賞

著書

著書_家づくりの話
2000年『男と女の建築家が語る/家づくりの話』(丸谷博男・中野晶子 共著 工業調査会)

掲載誌

住宅建築 1992年10月号
住宅建築 2008年7月号
「増改築住宅設計モデル集」新日本法規
「女性建築家の家づくり」建築思潮研究所
「渡辺篤史のこんな家をたてたい」講談社文庫
家庭画報、一枚の絵、住まいの設計、など