これまでに本庄晶子建築設計室として手がけたプロジェクト以外に、グループでの活動や、海外の女性建築家とつながる活動も行ってきてるのでご紹介いたします。
NPO法人 AS輪組
彫刻家、フレスコ画家、インテリアデザイナー、プランナー、イラストレーターなど、それぞれの分野で、住まい・アートなどに関する仕事に携わって来た仲間たちと「子ども達に、小さい頃から本物のアートを体感することで、美へのこだわりを持つ大人に育ってほしい」という思いから、学校や学校以外の場で、日々の暮しの中で子ども達の美意識を育てるための活動をしています。
横浜市内では、いくつかの小中学校で子供たちとのワークショップを通して、「トイレ」をそれぞれの学校の特徴を生かしたアート作品に生まれ変わらせる!プロジェクトをしてきました。
■AS輪組 Webサイト
http://aswagumi.art.coocan.jp/
UIFA Japon 国際女性建築家会議
建築をはじめ、都市計画・環境計画などの分野に関心を持ち、その研究や創造に携わる女性たちが、専門的視野から国を超えて情報交換を行い、活動を発展させ、お互いの影響を自覚しながらそれぞれの水準の向上を目指すための国際組織の日本支部の活動に携わってきました。
2〜3年ごとに世界各地で開催するUIFA国際大会の開催にも協力し、毎回、その大会のテーマに沿った日本の女性建築家の発表・展示・視察を行っています。
■UIFA Japon 国際女性建築家会議
http://uifa-japon.com/
UIA 世界建築会議
世界の建築家が集まるUIA世界建築会議が2011年9月に東京で開催された時にも、日本の女性建築家のひとりとして、古民家再生事例 瓦小町の家 を題材に、有楽町の東京国際フォーラムに展示出品としました。 粘土で焼成した古民家再生の模型を作ったのですが、陶器焼成の際の焼縮にあわせて敷地模型を作るなど、現場合わせの作業があるのも、一夏の楽しみでした。
UIA/2011/TOKYO [東京を創る・Realizing Tokyo after3.11]展にて
Kawara Beauty Estate (Conversion by Ageya)
東京郊外の青梅市は、震災や戦災の影響が少なく百年前の民家がまだ残存しています。代々受け継がれてきた佇まいを残して、揚屋の技術で基礎を新設し、玄関のイチを逆転したコンバージョンです。木造躯体を補強継承し、床暖付きの寡婦の住まいと息子の事務所として新しいライフスタイルを実現しました。蔵の屋根瓦の修繕、建具の継承、納屋の減築等によって、川田屋根の新しい車庫とアプローチの下屋が庭と母屋をつるやかに繋いでします。
粘土焼成1/57の模型《東京国際フォーラムガラス棟7階展示/2011年9月26日~28日》